【石川~富山】加賀温泉の一角、山代温泉に浸かる -2019.GW 大阪発大阪行 長い切符で行く旅行 1日目②
こんにちは、たのおかです!
2019年5月 GW後半戦、「大阪発大阪行 長い切符で行く旅行」をまとめていきます!
今回は福井駅を出発し、加賀温泉で途中下車。
富山まで行って一泊です。
それではどうぞご覧ください。
加賀温泉へ!
加賀温泉郷:4つの温泉エリアを簡単に比較
加賀温泉は四つの温泉街から成っていて、それぞれ違った風情を楽しめます。
片山津温泉
柴山潟を臨みながら温泉に浸かれるロケーションになっています。
この中では唯一海辺の眺めが楽しめる温泉です。
山中温泉
美食家で知られる北大路魯山人、与謝野鉄幹や与謝野晶子、泉鏡花などの文人墨客が好んで訪れたという風情ある温泉街です。
総湯からお湯を引いて各宿に内湯を整備したため、総湯を中心としてぐるりと取り囲むように温泉街が発展しました。
これを湯の曲輪(ゆのがわ)といい、そぞろ歩きが楽しめます。
山代温泉
「おくの細道」にも登場する、風光明媚な温泉です。
名前の通り少し山に分け入ったところにあり、それゆえ「渓谷美」に代表される雄大な自然の景色を楽しめます。
粟津温泉
越前の僧「泰澄大師」が奈良時代に開いた北陸最古の温泉だそうです。
肌をきれいにする美人の湯が湧き出ています。
※加賀温泉駅から離れているためか独立して粟津温泉と呼ばれることもあるようです。
参考:
今回は山中温泉を訪れました。
山中温泉に到着
風情のある佇まいの「古総湯」がお出迎え。
そぞろあるきを楽しむ
温泉に浸かる前に周囲を歩いてみます。
湯の曲輪
「湯の曲輪」の一角、「はづちを楽堂」です。
お土産屋さんなどが並んでいる雰囲気ですが、たまたま休業日だったようです。
周辺の建物にも独特の風情が残っています。
薬王院温泉寺
山代温泉の守護寺だそうです。
このお寺の住職を務めた明党上人(みょうがくしょうにん)は「五十音図」(=アイウエオ)の創始者と呼ばれているそうです。
明党上人供養塔
五十音図にちなんで階段には”あいうえお”が。
この地に温泉を発見し、温泉寺を開いた行基上人の像。
白山登拝の道すがらのことだったそうです。
服部神社
服部神社もまた、山代温泉の鎮守として祀られています。
「古総湯」明治の入浴スタイルにトライ!
ところで総湯というのは、温泉地において、旅館の内湯でない共同浴場を指す言葉で、北陸地方特有の言い方のようです。
山代温泉には「総湯」と、先ほど写真でご紹介した「古総湯」があります。
「古総湯」は明治時代の外観・内装を復元したもので、当時の入浴スタイルを体験できます。
今回はこちらにトライしてみました。
古総湯の窓。カラフルなガラスが使われています。
さすがに内部は写せないので説明板をお見せします。
浴場は当時の入浴スタイルを体験するとあって、まず脱衣所が個別の部屋として分かれていません。
中に入るとすぐに浴場があり、脱衣所とは板で簡単に仕切られているだけです。
湯気がもうもうとしているため、脱ぐときはともかく着るときは汗が乾かずなかなか難儀でした。
また洗い場もありません。
したがって入浴前に簡単にかけ湯をして入ることになります。
お湯は、熱い!
湯船のそばに源泉が湧いていてそれが直接注がれているためです。
ちょっと熱いですが慣れれば肩まで浸かることのできる温度です。
加温も加水も無しで浸かれるのは贅沢なことです。
内装は先ほどの写真にもあった通り、木造の建物とステンドグラスを通して差し込むやんわりとした光がマッチし、なんともオシャレで寛げる雰囲気を醸し出してくれています。
二階はこのような休憩室になっています。
やはりステンドグラスが素敵です。
お茶も用意してあり、飲みながら涼むことができます。
脱衣所に扇風機などなかったためしばらくは汗が止まりませんでしたが…。
入浴の後は温泉卵!
小腹が空いたので買ってみました。
山代温泉の名物として売られています。
出汁が掛けてありおいしい。
山代温泉にはまだたくさん見どころがありますし、他の温泉街も気になるところですがそろそろ出発しなければなりません。
石川県はこれにて終了。
このあと富山まで移動してこの日はおしまいです。
今回はここまで。
旅は続きます。
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