【富山】岩登りをして雷鳥に会おう! 立山三山"浄土山"へ -2019.07 三度北陸、立山登山の旅 1日目③
こんにちは、たのおかです!
2019年7月、今年3回目! また北陸に旅行に行ってきました。
目的は立山登山。標高3000mの世界を目指します。前回の記事、
では富山地方鉄道立山駅からアルペンルートに入り、室堂に到着。お昼ご飯を食べたところまででした。
今回は1日目の登山回。立山三山うちの一座、浄土山へ登ります。
それではどうぞご覧ください。
2019/07/13(土) 立山登山の旅 1日目③(室堂~浄土山~一の越山荘)
13:30 室堂を出発
※タイムテーブルは実績時刻になります。
室堂に着いてから一時間弱、かなりゆっくりと昼食を取りました。それには理由があって、”高度順化”のためです。すなわちこの高山の標高に体を慣らすのが目的。ケーブルカーとバスを使って一気に登ってきましたので、到着後すぐに激しい運動をすると、急激に薄くなった酸素に体がついていかず、高山病になってしまう可能性が高まるのです。高山病になると頭痛や吐き気、倦怠感、脱力感、立ち眩みなどが症状として現れるようです。そのような状態で山登りをするのは危険ですし、そうでなくとも楽しむためには万全の体調で臨みたいものです。13:30、そろそろ頃合いかな。出発します!
今回辿ったルート
登山用アプリ"YAMAP(ヤマップ)"で取得したGPSデータをもとに作ってみました。緑のマークがスタート。少し計測開始が遅れたため室堂からはずれています。赤のマークが翌日のゴールです。
1日目は室堂山荘近くの分かれ道を右折、南向きへ膨らんで浄土山を経由、一の越へ至るルートです。
道中出会った高山の植物をご紹介
浄土山への道すがらではちょくちょく高山の花々を見かけました。
これ! チングルマでしょうか? とっても可憐な姿です。花の時期は6月から8月、ちょうど今の時期ですね! 高山の夏に咲く花というのもなんとなく、いい感じ。バラ科の植物とのことで、言われてみればイチゴの花にも似てますね。
14:20 浄土山登山口へ到着
ゆっくりとしたペースでここまでやってきました。浄土山登山口の標識です。前述の地図で言うと、南進したあと左折して東に進み始めるところになります。
ちなみに左折せずにそのまま直進すれば室堂山展望台があり、立山カルデラを眼下に望む絶景ポイントだそうですが、かなりガスが濃く、見えそうにもなかったため今回はパスしました。
ここまでの道は基本的に舗装(アスファルトではないですが)されており、歩きやすい道です。とはいえ空気が薄く少し歩くだけでもふうふう言います。また、ご覧の通り雪が残っており、時折舗装路を雪渓が覆い隠しているため、若干足を取られながらの歩みです。
ここからは本格的な登山道、というかほとんど岩登り! です。
うひょーって感じになりませんか? なりますよね。なります。赤い矢印が示す通り、これが正規ルートになります。地図で言えば東に進み始めたあたりですね。
じゃんじゃん登りますよ!
15:10 浄土山北峰山頂(2831m) に到着
一番の急勾配は越え、浄土山の2つある山頂のうちの一つ、北峰(2831m) に到着です!
ちょっと一息。もともと15:30には山小屋に着く予定でしたが、この分だと厳しそうですね。今回は2人パーティのため、普段1人の時よりはペースが上がっていません。
北峰にある軍人霊碑です。日露戦争で戦病死した富山県出身者を祀ったものだそうです。
ここからは絶景を楽しみながらの尾根線歩きとなります。
15:50 浄土山南峰山頂(2830m) に到着
もう一つのピーク、南峰に到着しました。富山大学の研究施設があります。何かの実験をするのでしょうかね。
浄土山南峰には雷鳥がたくさん!
たくさん!いたのですが、写真を撮ろうとして近づいたら逃げられてしまいました。本当に、思ったよりたくさんいたのですけどね。ぴょぴょぴょと鳴いていて本当にかわいらしい姿でした。
雷鳥に会いたい方はこの浄土山に登られると良いかもしれません。今回取ったルートでは厳しそうな場合、一の越から右折するルートならば比較的簡単に登れるかと思います。
16:30 一の越山荘に到着
浄土山南峰から一の越山荘へは比較的歩きやすい道で下っていくことになります。ここめで、ずっと天気がパッとしなかったのですが、ご覧の通り北アルプスらしい景色を楽しむことができたので良かったです。それでももう少し晴れていたら、とも思います。やっぱり日本海側の山の天気は一筋縄ではいきませんね。
一瞬雲が晴れたので浄土山南峰を振り返って撮ってみました。この尾根ずっと降りてきたわけです。山登りってよくあんなところまで登ったよな、ってなりますよね。
本日の宿、"一の越山荘"さんに到着しました! 予定より遅くなってしまいましたが、良しとしましょう。
今回はここまで。
次回からは山小屋泊の様子をお送りします。
それではまた!
<次回の記事はこちら>
<この旅で使用している"立山黒部アルペンきっぷ"の解説はこちら>