箕面名物「もみじの天ぷら」っておいしいん? 予想外の味でした
大阪にある「箕面の滝」。お手軽にハイキングと迫力満点の滝の景観が楽しめるスポットです。
ここの名物は「もみじの天ぷら」。名前からするとどんなものなのかは想像しやすいですよね。
でもそれって名物になるほど美味しいのでしょうか? 実際に食べてみると予想外の味でした!
それではどうぞご覧ください。
箕面名物「もみじの天ぷら」とは?
古来より修験の場であり、紅葉の名所でもあった箕面山。もみじの美しさに感動した修行者がその葉を灯明の油(菜種油)で揚げ、旅人たちに振舞ったのが「もみじの天ぷら」の起源なのだそうです。
箕面の大滝に向かう滝道沿いには「もみじの天ぷら」を売るお店がたくさんあります。店頭で揚げる作業をしているお店も多く、辺りには香ばしい香りが漂います。
箕面名物「もみじの天ぷら」を食べてみました…お味は?
箕面を訪れた際、お土産に「もみじの天ぷら」を買ってみました。
中身を取り出すとこんな感じ。きれいにもみじの形になっています。こんな風に仕上げるのは意外と難しく、衣の付け方や揚げ方など技術が必要とされるみたいです。
天ぷらと言えばサクサクとした衣で、塩や天つゆで頂くものを想像しますよね。でもこの「もみじの天ぷら」は違いました。
まずは衣。サクサクというよりはカリカリのしっかりとした衣です。
そして味ですが…甘い! おかずの天ぷらとは違っておやつの味です。おそらく衣は小麦粉に砂糖や卵を混ぜたホットケーキ生地のようなものなんでしょうね。ゴマが混ぜ込んであり香ばしいです。
例えるなら…かりんとうの味が一番近い感じ。衣の固さ・甘さといいゴマの香ばしさといい似ています。
ところでもみじの味は効いているのかいないのか? というと気を付けて味わえばほんのりというか、うっすらというか感じます。上品な野趣を帯びた山の味です。
「もみじの天ぷら」に使用するもみじ、実は最もポピュラーな「イロハモミジ」ではなく、「一行寺楓(いちぎょうじかえで)」という品種だそうです。この葉を保存とアク抜きのために一年間塩漬けにしてから天ぷらにするそうです。
カリカリとした食感と優しい甘さ、ゴマの香ばしさが後を引くおいしさでした!
箕面名物「もみじの天ぷら」はおいしい!
というわけで箕面名物「もみじの天ぷら」はおいしかったです。普通の天ぷらとは異なる味で予想外でした。
もみじの下ごしらえに1年かかるというのは初耳でしたし、生地の材料はシンプルですがその配合にお店の個性が出るということで意外にも奥の深い食べ物でした。
「もみじの天ぷら」をつまみながら紅葉と滝の景色を眺めるというのもオツな楽しみ方かと思います。食べたことがない人は是非お試しあれ!
今回はここまで。お読みいただきありがとうございました。
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