山小屋泊で便利な持ち物を紹介! 暇つぶしも必要?【初心者向け】
初めての山小屋泊。一体どういうものが役に立つか分からないですよね。
今回は富山県・立山にて山小屋泊をした経験をもとに、山小屋泊で役立つ便利な持ち物を紹介したいと思います。これから山小屋泊をやってみようという方のお役に立てば幸いです。
※今回の記事は初級者向けの山行で役に立ったものの紹介です。もっとハードな山行の場合には通用しないこともあるかと思いますので、判断は自己責任でお願いいたします。
それではどうぞご覧ください!
最重要! 山小屋での防寒対策
侮るなかれ! 山小屋の気温
私が泊まった山小屋は立山の「一の越山荘」さん。標高2,700m地点にあります。例えば富士山に行く場合でも、このあたりの標高の山小屋に泊まることがあるかもしれませんね。
山の気温は標高が100m上がるごとに0.6℃下がると言われます。仮に地上を海抜0mとするとその差は16.2℃。夜は気温一ケタ台になることはザラにありますので、真冬並みの防寒対策が必要です。
山小屋によっては暖房が良く効いている場合もありますが、そうでないことの方が多いと思います。夜、寒さで眠れなかったりすると悲惨ですので防寒はしっかりとしておきましょう。
コスパ良し! ユニクロのダウンジャケット
まずはダウンジャケット。今回はユニクロのウルトラライトダウンジャケットを持っていきました。
モンベルなどで売られている登山スペックのものの方が性能はもちろん勝ります。しかし一方で結構お値段もします。今回利用してみたところ、あまりハードでない山行ではユニクロでも十分仕様に耐えますし、コストパフォーマンスは抜群です。
ダウンの良いところはまず圧倒的な温かさ。山小屋に着いて夕方以降はずっとダウンを羽織って過ごしました。
もう一つのメリットは携行性の良さ。非常に軽い上、たたんで丸めれば付属の袋に収まりコンパクトになります。
快適! モンベルのジオラインアンダーウェア(中厚手)
ダウンはコスパの良さからユニクロのものを使用しましたが、アンダーウェアはモンベルのジオラインを選びました。しっかりと体を保温してくれる上、汗をよく吸ってすぐに乾かしてくれる優れものです。
ジオラインは上下の長袖・半袖、生地は薄手~中厚手~厚手などラインナップ豊富。今回は中厚手の長袖シャツとタイツを使用しました。
通常のアンダーウェアと比べると汗ばんだ時の着心地は雲泥の差。これだけで汗の不快感が一掃されます。快適に登山を楽しむためにもおすすめの品です。
登山地図の定番 山と高原地図シリーズ
山登りに地図は必携!
今はスマホで地図でもなんでも見れてしまうのですが、不測の事態に備えてやはり紙の地図は持っておくべき。
登山の地図と言えば定番の山と高原地図シリーズ。
地形図が詳細で、ポイント間の所要時間の目安が書かれているため山行計画を練るのにも役立ちます。
また登山口までのアクセス方法や周辺の見どころなども盛り込まれており、旅のガイドブックとしても優秀なのです。
山小屋での暇つぶしにも便利
紙の地図を持っていくのにはもう一つメリットがあります。それは暇つぶしに割と使えるということ。
山小屋ではバッテリーの節約と電波の悪さのためスマホを封印していましたが、それで結構退屈するのですね。
そんな時にこの山と高原地図シリーズを読むと面白いんです。明日歩くルートを確認して想像を膨らませるのも良いですし、他のコースや見どころの紹介を読むのも良し。
先ほど述べたように地図以外にもいろいろな情報が盛り込まれていますので読み物としても楽しめますよ。
小銭入れに便利! 旅行用財布
無印良品で買った旅行用の財布を持っていきました。
旅行先では神社やお寺に行くことは多いと思いますし、登山ではトイレを利用する際に協力金が必要な時もあります。そんな時に旅行用の小さい財布に小銭を多めに用意しておくとはかどります。
中はこんな感じ。カード入れもあるので例えばEdy機能付き楽天カードなどを入れておけばコンビニで買い物もスムーズです。
小物を出し入れするのに最適! サコッシュ
サコッシュは肩から掛けられる小さめのかばん。オシャレ界隈で流行のようですがこれがなかなか便利でした。
写真のものはGUにて1500円くらいで購入。丈夫でデザインも悪くないし非常にコスパが優れていると感じます。登山用品店でも買えますが結構お値段張ります。身の安全にに関わらない部分でケチると安く登山グッズを揃えることができますよ。
メインの収納部分はマチ付きでコンパクトな見た目のわりに大容量。内ポケットもあり、そこに先ほどの旅行用財布をセットしていました。スマホやカメラを入れておけば写真を撮りたいときにすぐに取り出せます。
メッシュ生地の外ポケットにはこの旅行で使った”立山黒部アルペンきっぷ”を入れていました。乗りものに乗るたびに使うので出し入れしやすく便利です。
※2019.09.16追記 サコッシュ壊れました やっぱりいいものを買うべき?
そんなに使い込んではなかったと思うのですが…。肩紐とカバン本体との接続部分の縫製が甘かったようでちぎれました。かばん本体の生地は丈夫なようだったのですが…。割と気に入っていたので残念です。ケチれるところは安く済ましてOKという考えには変わりありませんが安物過ぎるのも考え物かも…。続報をお待ちください!
山小屋泊で便利な持ち物:まとめ
以上、山小屋泊で便利な持ち物のご紹介でした。特に防寒対策は命に関わりますので手抜かりが無いようにしましょう。
それと、山小屋では存外退屈するので暇つぶしがあると良い、というのは覚えておくとよいかもしれません。
しっかり準備して楽しい登山にしましょうね!
今回はここまで。お読みいただきありがとうございました。