【岡山・倉敷】"重伝建"川沿いの商家町 -2019.05 GW 伯備線 途中下車の旅 1日目①
こんにちは、たのおかです!
2019年5月に行った「伯備線 途中下車の旅」について、まとめていきたいと思います。
それではどうぞご覧ください。
出発地は大阪駅 倉敷を目指す
長距離乗車券で途中下車
今回使った切符を紹介します。
そもそも、ゴールデンウィークって青春18きっぷみたいな周遊きっぷがありません。
無いことはないけど結構条件が厳しかったりします。
というわけなので写真のような片道乗車券を購入しました。
途中下車のルール
こういう風に営業キロが100km以上の切符を買うとメリットがあります。
一つは途中下車が可能になることです。
今回大阪から出発して最終的には米子まで行きますが、途中何か所かの駅で降りて観光をする予定です。
この切符なら一枚で最終目的地である米子以外の駅で下車することができます。
これが途中下車というシステムです。
この場合途中で降りる駅までの切符をそれぞれ買った場合よりも安く購入することができます。
例えば、今回の大阪→米子というルートで、途中倉敷で降りたい場合、
大阪→倉敷 + 倉敷→米子
という切符を買うより
大阪→米子
という通しの切符を買って途中下車を利用するほうが安くなるということになります。
有効期限のルール
もう一つのメリットは有効期限です。
写真を見てもらうと分かるように、この切符は3日間有効になっています。
通常の切符は発行した当日のみ有効なのですが、営業キロが101kmを超える乗車券は複数日有効となります。
200kmまでは2日間、300kmまでは3日間…というようになっています。
今回の切符は営業キロ200~300kmなんですね。
後戻りは禁止!
他にもルールが色々あるのですが、一つだけ注意しないといけないのは、「後戻りはできない」ことです。
今回だと倉敷で下車した後に岡山まで戻って下車することはできないということですね。
この点が青春18きっぷなどの周遊型の切符と異なる点ですね。
気を付けましょう。
特急も使えます
一方で青春18きっぷにないメリットもあります。
それは別に特急券を買えば特急や新幹線を利用できる点です。
今回であれば例えば倉敷で下車した後、特急やくもを利用して米子まで行くといったことが可能です。
新幹線に関しても同様ですが、今回の切符だと新幹線の停車駅である新大阪駅が経路に含まれていないため、このままでは利用できなさそうですね。
このあたり私の知識量ではあやふやななので駅員さんにきちんと確認してから購入してくださいね。
いよいよ出発
今回は大阪から出発です。6:51発の新快速に乗り、
東海道本線を次々と進んでいきます。
姫路で山陽本線に乗り換え、さらに西に進みます。
ここから山陽本線に入ります。案外混んでますが座れました。
山陽本線 トイレに行きたいときは…どうする?
へんな見出しをつけてしまいましたが…(汗)
私が乗っていた山陽本線本線の編成にはトイレがありませんでした。
姫路から岡山までの乗車時間は約1.5時間。
途中でトイレに行きたくなって困りました。
さあどうする。
幸いなことに、瀬田駅で特急の通過待ちが5~6分あったのでその間にダッシュで行ってきました。
反対側のホームにしかなかったので焦りましたがためらわずに行けば案外余裕はありました。
ダイヤによるのでしょうが豆知識として有用かと思って書いておきました。
倉敷に到着!
到着しました!
倉敷と言えば美観地区ですね。
今回は時間の都合などもあり、特に施設などは見学しなかったのですが、街並みをぶらぶら見物するだけでもかなり楽しめます。
まずは腹ごしらえ? 商店街で朝食
出発が早かったためろくに朝ご飯を食べていませんでした。
倉敷駅から美観地区エリアに向かう途中、商店街を通ります。
目についたお店でパンとコーヒーをいただきます。
阿智神社へ
だいたい旅行に来たら最初に目についた神社に参ることにしています。
倉敷市街の鎮守神として祀られているようです。
阿智の藤
阿智神社の裏にはこのように大きな藤棚があります。
満開の時期は5月上旬~中旬ということで少し早かったですね。
ちなみに、藤は倉敷市の県花となっています。
それで思い出したんですが、将棋のタイトルで女流倉敷籐花戦ってありますよね。
その代わりにツツジが満開でした。 サツキかな??
きれいですね。
美観地区へ到着
神社を抜けるとすぐに美観地区です。
街並みを紹介します。
倉敷アイビースクエアを散策
ここ倉敷はもともと「倉敷紡績所(現:クラボウ)」の創業の地であったのですが、その本社工場を再開発して作った施設がこの「倉敷アイビースクエア」になります。
当時の外観を残したレストラン・宿泊施設などの複合施設となっています。
「重伝建」川沿いに立ち並ぶ商家町
美観地区と一口に言っても実はいくつかのエリアに分かれていて、
特にこの倉敷川周辺は国の「重要伝統的建造物群保存地区」となっています。
いわゆる「重伝建」ですね。「重伝建」とは?
まず、歴史的な街並みなどが残っていて価値がある建物群を”市町村”が保護するために定めた地区、これを「伝統的建造物群保存地区」と呼びます。
そのなかでさらに"国"が認めたものは「重要伝統的建造物群保存地区」と呼ばれるようになります。
要するに、昔ながらの趣がある街並みの中で、歴史的に価値があり、特に重要なものが「重伝建」になっているというわけです。
参考:重要伝統的建造物群保存地区 - Wikipedia
例を挙げると、関西だと兵庫県の出石とか? 関東だと埼玉県の川越が抜きんでて有名でしょうか。
私は千葉県の佐原が好きですね。
お城の周りにできた城下町、神社の周りに形成された門前町、商人が集まってできた小商家町、街の成り立ちにも興味深いところです。
ここ倉敷は江戸時代に物資の集散地として発展した商家町となるようです。
季節も天候もよく(さすが晴れの国!)、気持ちの良い眺めです。
今回の滞在は2時間程度だったかな?
かなりボリュームたっぷりでおそらく一日いても大丈夫十分楽しめそうですね。
旅は続きます。
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