【垂水~舞子~明石】時の道を経て明石城へ -2019.06 瀬戸内海沿いウォーク④
こんにちは、たのおかです!
2019年6月、瀬戸内海沿いを歩いてみたのでまとめてみたいと思います。
今回は日帰り旅行の旅。
前回はノスタルジックな街の雰囲気が楽しくて、歩いていたらいつの間にか明石市へ入っていたのでした。今回はその続き。勢い明石城を目指します。
それではどうぞご覧ください。
中崎公会堂に出くわす
いやはや、まさかこんなに歩くことになるとは思ってませんでした。
「次の駅まで歩いたら帰ろう」「何かありそうだからやっぱりもう少し」の繰り返しでどんどん進んでいきます。この時は明石市立天文科学館の時計塔が目に留まったのでそこに向かっています。
道中でこんな建物に出くわしました。
前に回り込んでみますと「中崎公会堂」の文字が。明治時代の建築で、明石市内に残る最古の公共施設だそうです。登録有形文化財に指定されています。中では剣道の練習をされていました。
葵の紋が見えていますが、「人丸花壇」という料亭のようです。何か由来があるのでしょうね。ざっと調べたところ、徳川流の食事ができるということなのですが…?
「時の道」スタート!
このあたりから明石城、文化博物館、柿本神社、天文科学館などを結ぶ回遊路「時の道」に入ります。来てみて、初めて知りました。
日本標準時子午線通過地の標柱
まずはこちら。明石と言えばこれかも。
明治17年に日本の標準時子午線を東経135度とすることが決まったそうですが、当時はそのことの重要性はよく知られていなかったそうです。
明石市立天文科学館
一応目指していた地点に到着。この時計塔はずいぶん遠くからでも見えていました。
柿本神社
もう少し進むと柿本神社(かきのもとじんじゃ)への参道が。なかなかの階段ですね。
この「時の道」、最寄り駅は山陽電車の人丸前です。先ほど料亭の「人丸花壇」の横も通りましたね。この柿本神社が鎮座している場所が人丸山。柿本神社は「人丸さん」として地域住民の崇拝を集めています。人丸ってなんだろう。
実はこの柿本神社には柿人磨呂がご祭神として祀られています。飛鳥時代に宮廷に仕えた歌人で、明石にて詠んだ歌も数多いそうです。ひとまろ、が人丸?かと思ったのですが、ちょっと調べただけでは分からず。
トンボの標識
柿本神社からほどなくしてあります。ちょうど天文科学館の裏手にあたります。
これも東経135度日本標準時子午線の標柱で、トンボが「あきつ島」の象徴としてとまっています。
人磨山月照寺
亀の水
明石上ノ丸教会
こんな風な建物も。
なんとなくホイッスラーの絵っぽい感じがします。そう、「ノクターン 金と黒」みたいな(適当)”上ノ丸”ということはお城に関係する地名でしょうか?
日蓮宗本松寺
日蓮宗のお寺って派手なことが多い気がします。
おしゃれな街並み
まるで北野みたいですね。
文化博物館
無論、もう閉館時間は過ぎています。
ついに明石城へ到着
どうやら東の丸から入ってきたようです。
桝形になってます。
もうすぐ日没。天守台から夕焼けが見られると良いのですが。
ダッシュで急ぎます!
旅は続きます。
次回記事はこちら。
前回記事はこちら。
【大阪~福井】ソースカツ丼難民となる -2019.GW 大阪発大阪行 長い切符で行く旅行 1日目①
こんにちは、たのおかです!
2019年5月 GW後半戦、「大阪発大阪行 長い切符で行く旅行」をまとめていきます!
なんだこのネーミングは。
それではどうぞご覧ください。
大阪発大阪行 の切符
本日の切符はこちら。
大阪市内→東海→湖西→北陸→金沢→IR→倶利→とやま→富山→高山線→東海→関西→大阪市内
駅名と路線名が混在しているのが面白いですね。みどりの窓口で発券してもらいました。
まずは大阪駅から東海道線で京都、山科へ。山科からは湖西線で北上していきます。
サンダーバードが利用できるように湖西線経由にしてくれたのかも。今回は使いませんけどね!
さらに福井、金沢、富山と北陸に到達。在来線で行くと心に決めていたのでこの経路にしましたが、金沢→富山は新幹線利用のほうがコスパが良かったかも、というか良かったと思います。今回はその区間で下車しなかったためです。特急料金は必要ですが、JRになるので少し乗車券料金は安くなります。
富山からは高山線で今度は南へ。名古屋まで行きます。
そのあと関西本線を使って三重県、奈良県を横断して大阪へ帰ってくるというルートです。
全体で直角三角形のような移動になります。二泊三日の旅行です。では出発!
のんびりと福井へ移動
実際には「では出発!」なんて元気な感じではなかったのですが…。というのも前日夜更かしせいで朝早くに起きられなかったため。本当ならサンダーバードを利用して早めに福井に着き、九頭竜線に乗って越前大野城なんかを見に行く予定でした。寝坊してしまったのでもう急ぐことはせず、在来線でのんびり移動しようとプラン変更したのです。
道中スナップ
敦賀駅の乗り換え待ちで撮影。
鉄道利用者の座る場所が一つ減ってしまいますが甘んじましょう。
なかなか味のある姿ですよね。僕は好きです。
敦賀は気比神宮や敦賀港のレンガ倉庫、鉄道資料館なんかもあって結構見どころが多いです。が、今回はスルーします。
SABAE NO MEGANE
(天気が良くありません…寒かったです)
福井駅に到着
ソースカツ丼を食べたかった
もう時刻はお昼前です。ひとまずご飯を食べましょう。
名物「ソースカツ丼」の元祖、ヨーロッパ軒さんを訪れました。が、この行列…。
今思い出すと普通に並んで食べる手もあったように思うのですが…。ここは諦めて別のお店を探しました。
空腹でさまよう福井市内
街をぶらぶらしながら適当に入れる店を探そうと思ったのですが…。こういう時って意外と見つからないものなんですよね。僕の目利きが悪いだけの気もします。漫画初期の井之頭五郎にありがちな現象。さまよいながらスポットを巡っていきました。
佐佳枝廼社(さかえのやしろ)
徳川家康を祀ったことに始まる神社だそうです。それで葵の紋が。別名、越前東照宮と呼ぶそうです。
岡倉天心の像
岡倉天心は越前藩士の子として生まれました。そのため福井市内に像があるのですね。アメリカのボストン美術館の東洋部長を務め、東洋の美と心を西洋に紹介するという偉業を成し遂げた人物です。
福井神社
写真をご覧ください。別格官幣社と書いてあります。
神社の格、社格を表すものです。せっかくなので調べてみました。
まず、社格には式内社というものがあり、平安時代中期に編纂された延喜式に掲載されている神社が式内社と呼ばれます。このことは以前の記事(2019.03 北海道&東日本パスで行く東北鉄道旅行1日目①【会津】蚕養國神社と社格について - たのおか旅行ノート)にもまとめてあります。式内社はさらに官幣・国弊に分けられ、官幣社のほうが重要度が高いようです。
さて、それでは別格官幣社とは何か? これは明治維新以降、延喜式に倣って整備された近代社格制度によるものです。現在は廃止されているため旧社格とも呼ばれます。
近代社格制度においては別格官幣社とは、国家に功績を挙げたり、国家のために亡くなった人物を祀る神社ということだそうです。
この福井神社に祀られているのは「松平春嶽(まつだいらしゅんがく)」です。幕末に越前福井藩主として活躍した名君だそうです。
※特に社格についてはあいまいな情報も多そうです。その点留意して読んでいただきたいと思います。
参考:
なんだか独特の鳥居です。
福井城
福井城の周囲を歩いてみます。依然として空腹です。ところどころに福井城の歴史解説が展示されています。興味深いところではありますが、今回は割愛。
路面電車「福井鉄道」
いい雰囲気が出ています。
タイトル詐欺? 結局ソースカツ丼を食べる
なんやかんやで、食事をとらずに駅まで戻ってきてしまいました。
というわけで駅ナカでソースカツ丼にありつきます。ボリュームがほどほどのわりにシンプルすぎて物足りなかったかな。鯖寿司でも買って電車で食べたら良かったかも。
でも在来線で食べるのもな。とりあえずお腹は満たされたので良しとしましょう!
福井県はこれにて終了。
旅は続きます。
次回記事はこちら。